幼児期の大切さ


頭がいい子に育てる 幼児編

 

私は頭がいいと言われてきました。学校の成績がいいだけではなく、考えることが好きな少年でした。しかし、宿題はやって行かない、計算大会では数問を解いただけであとはやりませんでした。面倒くさがり屋で、努力が嫌いでした。小学一年生のとき先生が「ここを直したら」と注意を受けても「僕、これでいい」と先生の注意通りにはしませんでした。競争も嫌いでした。成績が発表されても上位とも狙おうと思いませんでした。

 

ただ考えることが好きでした。教育の基本は考えることを学ぶことだと思います。結局、終生、大学で研究を続けました。考えることばかりだったようです。

 

どのようにすればこんな子ができるかまとめてみました。

提言 其の一  素直な子に育てる。人の話を気逸らさずに、聞けるようにしていかなければなりません。絵本でも、物語でも読み聞かせをしてあげて、子供に聞く楽しさを身につけるようにします。

たくさんの本を与える必要はありません。とことん何回も読んで上げて、覚えるくらいにしてあげてください。一番興味をもった本を読んであげてください。楽しくないと何事もうまくなりません。そして字を読むことも自然と興味を覚えて行きます。

 

提言 其の二  試験問題は紙の上に印刷されています。できない子は問題文を読んでもわからないのではないかと思います。とくに算数の応用問題は意味を取らなくてはどんな問題も解けません。どうやって解くのと聞かれて「割ればいいのよ」と教えても意味がありません。読むことを好きになるように「本を読む子」にしてあげてください。

提言 其の三  幼児の時、「なんで」とか「どうして」とかうるさいです。面倒なので親が答えないのはいけません。一緒に考えてください。間違っていてもかもいません。考えていくということの大事さを身につけるためです。「なぜしなくてはいけないの」に「私が言うからよ」という英語表現が有名ですが、これはしつけに対して言うなら構わないかもしれません。

 

提言 其の四  何事にも熱中型になるようにしてあげてください。急ぐから、忙しいから子供が熱中してやっているのを止めさせては行けません。できるだけゆっくり時間をかけて遊べるように時間をかけてください。

提言 其の五  わかったという瞬間に脳内物質「ドーパミン」が放出されます。最高の喜びを感じられるようです。考えることからわかった瞬間を数多く経験することで「考える楽しさ」を身につけていきます。基本は楽しくなくては続けられない、好きにならなければ上手になれない、ということです。「好きこそものの上手なれ」はむかしから真実です。

提言 其の六  親として一番大事なのは子供の幸せです。自分の見栄や自分の得のために子供の頭の良さを

求めてはいけません。

メインページに戻る

inserted by FC2 system